【家賃を節約!お得な賃貸住宅の探し方】賃料の妥当性の検証方法

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はじめに

賃貸住宅を探すとき、誰もが願うのはできるだけお得に、できるだけ快適な住まい」ですよね。でも、賃料の安さだけで選ぶと設備や立地で後悔することも。逆に高い物件だからと安心しても、本当に必要な設備や環境が整っていない場合もあります。

この記事では、構造・設備・立地・築年数など、賃料に影響するポイントを押さえながら、「妥当な金額」を見極め、コストパフォーマンスの高い住宅を選ぶ方法を解説していきます

これを読めば、無駄に高い家賃を払わず、快適な賃貸生活を始めるための判断力が身につきます。

↓初期費用に関する記事はコチラから↓

賃料に影響する主な要素

賃料に大きく影響する主な要素として「構造」「設備」「築年数」「立地」が挙げられます。これらがどのように賃料に影響するのかを解説していきます。

構造の違い

構造は主に「木造(W)」「鉄骨(S)」「RC(鉄筋コンクリート)」に分かれます。それぞれの長所・短所と賃料の目安は表のとおりです。

構造特徴賃料の目安長所短所
木造建築費が安く、軽量安め低コスト、建築期間が短い防音性・耐久性は低め
鉄骨中価格帯耐震性・防音性が木造より高い木造より建築費が高い
RC高価格帯高め防音性・耐震性・耐久性が高い建築費が高い

設備の違い

設備の種類が多くなるほど賃料は高くなります。

  • バス・トイレ別
  • エアコン完備
  • オートロック・宅配ボックス
  • インターネット無料

必要な設備を優先順位を決めて選ぶことがポイントです。

築年数の影響

当たり前ですが築年数が古い物件は、基本的に賃料が安くなる傾向があります。

  • 新築や築浅 → 高めの賃料
  • 築10年以上 → 中価格帯
  • 築20年以上 → 安め

リフォーム・リノベーションや設備更新がされている場合は古くても比較的高めの賃料になることもあります。

立地の影響

立地は賃料に最も影響する要素です。

  • 駅からの距離
  • スーパーやコンビニなど生活施設の近さ
  • 学校や病院などの周辺環境

都心や駅近物件は高め、郊外や駅から遠い物件は低めの傾向があります。

金額の妥当性を確認する方法

単価比較

「希望条件(構造・築年・立地・広さなど)」で絞り込み、「㎡あたりの賃料」を計算して比較すると、物件ごとの違いがわかりやすくなります。

例:家賃10万円・面積50㎡ → 1㎡あたり2,000円

賃料を判断するときのポイント

「構造」「設備」「広さ」など近い条件で単価比較を行いましょう。構造種別がRCと木造とではまるっきり変わってきます。


また希望する金額・設備・構造・広さを備えた物件に出会えることはまずありません優先順位をつけて判断することが大切です。

賃料の値引き交渉は可能?

単価比較の結果、複数物件の賃料単価が横並びの場合、値引き交渉はできるの?と思われた方もいるのではないでしょうか?

答えとしては「可能」な場合もありますが、限りなく難しいと考えられます。理由は以下の通り

  • 人気エリアの場合、オーナーは他の申込みがあるため値下げに応じにくい
  • 仲介会社は値下げ交渉のメリットが少ない(報酬が減る、オーナーを説得する必要があるため成約の確率が下がる)

周辺に同一タイプの物件の供給が多く、空室数が多い物件などは可能性があるかもしれませんね。

単価比較の実例

では、実際に単価比較を行ってみましょう。

物件面積家賃共益費合計㎡単価
A(木造・築5年・駅徒歩10分)50㎡10万円5千円10.5万円2,100円/㎡
B(鉄骨・築10年・駅徒歩7分)45㎡9.5万円5千円10万円2,222円/㎡
C(RC・築3年・駅徒歩5分)55㎡12万円5千円12.5万円2,273円/㎡

このように整理を行い、どれを自分が優先するのかによって物件を決めていくことになります。

個人的にはRCで築年数も一番淺く、駅徒歩距離も一番短いにも関わらず賃料差が2万円程度の「C」かな〜

まとめ

  • 賃料は構造・設備・築年数・立地で決まる
  • 単価比較が妥当性判断の基本
  • 理想の条件をすべて満たす物件はほぼ存在しないため、優先順位をつけて判断
  • 値引き交渉は可能だが、条件やエリア次第で成否が変わる
  • オーナーは周辺相場を見ながら賃料設定しているため、残念ながら極端に安い物件は限りなく存在しない

賃料の仕組みを理解し、比較・検討を重ねれば、後悔しない賃貸選びができます。快適な暮らしを手に入れるために、賢く妥当な賃料の物件を見つけましょう。

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